個性的で斬新な間取り

梯子車は10階までしか届きません。また、超高層の多くで免震構造が調われていますが、それがどのような効果をもたらすかは大震災がきてみないことにはわかりません。阪神淡路大震災では、その一定の効果が現われたと言われていますが、ほかの地域で、ほかの建物で同様の結果になるかは分かりません。ましてや、さらに大きな震災は誰も経験がないのです。超高層マンションは、こうした災害時のリスクを充分に理解したうえで選んでいただきたいと思います。デザィナーズマンションとは、建築家、デザイナーのアイデアやデザインコンセプトを生かした、個性的で斬新な間取りや空間のデザインを売り物としているマンションをいいます。従来の集合住宅はデベロッパー(開発者・販売会社)側の効率や経済性が優先されていることが多かったのですが、デザイナーズマンションでは建築家、デザイナーのコンセプトが表而にはっきりと出ているのが特徴です。ターゲットになる住み手のことを考えてきめ細かい建築提案やデザイン提案がなされており、単に間取りではなく上質な空間がデザインされています。照明器具や衛生器具にしても、服飾系でいうファッションデザイナーのようなデザイナー(プロダクトデザイナーといいます)がいて、機能性はもちろんのこと、デザイン性にこだわった商品があり、個性をはなっているものが存在しています。デザイナーズマンションは、建築家、デザイナーが、今まで「低予算」という障害で提案できなかった斬新なプランを思う存分取り入れることによってできているものです。デザイナーズマンションが登場してきた時代背景には、晩婚化、少子化、DINKSのような家族構成の種類の増加といった、ライフスタイルや価値観の多様化があります。購入者がモノの豊かさより精神的な豊かさを求めるようになってきて、多種多様なニーズが発生し、それに応えるべく増加しているのです。